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XW_CR25_M98: HighCredit25 + 長期DTE拡張

BT実績: $50K → $5,555K (+11,009%) / 25ヶ月 (CONSERVATIVE, 30%月次出金)

XW_HighCredit25 をベースに、DTE上限を45日→98日に拡大した派生戦略です。 CONSERVATIVE約定(最悪価格想定): equity $3,612K + 累計出金 \(1,942K = **\)5,555K**。 MID約定時は $12,051K (+24,001%) まで上振れ余地あり。

2026-03-08 検証済み確定値

deterministic seed=0 で実行した CONSERVATIVE約定モデル(常に最悪価格で約定)の確定値です。 CR=0.275 (CR27.5, 旧CR25から引上)・DTE20-35 (APASv3デフォルト)・30%月次出金を全て適用済み。 3モデル(MID/SPREAD/CONSERVATIVE)全て $50K 初期資本で実行した確定値。


戦略コンセプト

XW_CR25_M98 は、ベースライン戦略 XV_C30_S30_H28 の派生系列です。

2つの追加フィルタで現実のコスト環境(fs0: IVRベース動的スリッページ 6〜20%)に最適化:

  1. HighCredit CR27.5 (min_credit_ratio = 0.275): スプレッド幅の27.5%以上のプレミアムを要求。CR sweep構造分析(8段階: CR17.5〜CR35)でSharpe最適・最悪月最小のバランスポイントとして確認。薄利トレードを排除し、スリッページに負けない「極上の獲物」だけを狙撃。
  2. M98 (max_dte = 98): DTE上限を従来の45日→98日に拡大。長期オプションの豊富な時間価値を活用し、エントリー機会を拡大。

パラメータ一覧

XV_C30_S30_H28 から変更されたパラメータ

パラメータ XV (ベース) XW_CR25_M98 変更意図
min_credit_ratio 0.10 0.275 CR sweep最適値(旧0.25→0.275引上)
max_dte 45 98 長期オプションで機会拡大

共通パラメータ(XV_C30_S30_H28 と同一)

パラメータ 設定値
利確 (TP) 41%
損切り (SL) 80%
最大保有日数 (HOLD) 28日
最大同時ポジション (Cap) 50
同一セクター上限 30 (実質無制限)
スケーリング指数 1.0 (線形)
1トレードリスク 10%
IVR閾値 0.0

バックテスト結果

約定モデル3種比較 ($50K, seed=0 deterministic, 30%月次出金)

指標 CONSERVATIVE ★採用 SPREAD (fr=0.25) MID
期間 2024-01-02 ~ 2026-01-30 同左 同左
初期資金 $50,000 $50,000 $50,000
最終Equity $3,612K $7,105K $8,086K
累計出金額 $1,942K $3,508K $3,964K
トータルウェルス $5,555K (+11,009%) $10,613K (+21,126%) $12,051K (+24,001%)
勝率 68.0% 71.5% 75.0%
総取引数 1,595 1,879 2,147
プラス月 16/25 (64%) 17/25 (68%) 19/25 (76%)
最悪月 -7.4% (2026-01) -8.1% (2025-10) -12.7% (2025-03)
CONSERVATIVE比 基準 +91.1% +117.0%

CONSERVATIVEを採用値とする理由

CONSERVATIVEは常にbid/askの最悪側で約定を想定するため、実運用でこれ以上悪い結果はありえない下限値。 投資家向けにはこの下限値を提示し、MID/SPREADとの差異を「上振れ余地」として正直に開示する。

月次パフォーマンス (CONSERVATIVE, $50K, seed=0 deterministic, 30%月次出金)

期首Equity 期末Equity 月間PnL 月利 Trades W/L 勝率 出金額 累計出金
2024-01 $49,874 $71,260 +$30,498 +61.2% 59 46/13 77.9% $9,112 $9,112
2024-02 $64,883 $110,130 +$61,905 +95.4% 70 57/13 81.4% $16,658 $25,770
2024-03 $132,078 $144,393 +$26,998 +20.4% 78 63/15 80.8% $14,684 $40,454
2024-04 $151,934 $162,850 +$18,827 +12.4% 63 44/19 69.8% $7,910 $48,364
2024-05 $156,202 $342,378 +$263,117 +168.5% 116 102/14 87.9% $76,941 $125,305
2024-06 $317,103 $519,144 +$277,798 +87.6% 76 53/23 69.7% $75,757 $201,062
2024-07 $447,845 $457,421 +$9,576 +2.1% 57 41/16 71.9% $0 $201,062
2024-08 $372,204 $619,888 +$317,313 +85.3% 74 55/19 74.3% $69,628 $270,690
2024-09 $619,888 $1,112,123 +$703,193 +113.4% 94 73/21 77.7% $210,958 $481,648
2024-10 $946,631 $1,234,745 +$340,665 +36.0% 83 59/24 71.1% $52,552 $534,200
2024-11 $1,379,023 $2,314,996 +$1,398,939 +101.4% 140 109/31 77.9% $462,965 $997,165
2024-12 $2,338,774 $3,004,789 +$961,641 +41.1% 184 125/59 67.9% $295,626 $1,292,791
2025-01 $3,004,495 $3,209,393 +$292,585 +9.7% 57 13/44 22.8% $87,687 $1,380,478
2025-02 $3,201,156 $3,189,561 -$11,595 -0.4% 18 9/9 50.0% $0 $1,380,478
2025-03 $3,225,683 $3,137,590 -$88,093 -2.7% 33 11/22 33.3% $0 $1,380,478
2025-04 $3,135,471 $2,984,278 -$151,193 -4.8% 12 3/9 25.0% $0 $1,380,478
2025-05 $2,996,028 $2,996,307 +$5,435 +0.2% 10 6/4 60.0% $5,155 $1,385,634
2025-06 $3,116,981 $3,053,800 -$38,541 -1.2% 30 14/16 46.7% $16,237 $1,401,871
2025-07 $3,021,546 $2,907,571 -$113,975 -3.8% 14 4/10 28.6% $0 $1,410,273
2025-08 $2,825,652 $3,462,499 +$874,673 +31.0% 27 17/10 63.0% $237,826 $1,648,099
2025-09 $3,462,499 $3,343,080 -$119,419 -3.5% 28 12/16 42.9% $0 $1,648,099
2025-10 $3,351,075 $3,249,376 -$101,699 -3.0% 17 5/12 29.4% $0 $1,648,099
2025-11 $3,229,257 $3,213,879 -$15,378 -0.5% 17 10/7 58.8% $0 $1,648,099
2025-12 $3,213,879 $3,900,511 +$980,904 +30.5% 136 112/24 82.4% $294,271 $1,942,371
2026-01 $3,900,497 $3,612,290 -$288,206 -7.4% 102 42/60 41.2% $0 $1,942,371

月次統計 (CONSERVATIVE $50K)

指標
プラス月 16/25 (64%)
マイナス月 9/25
月平均リターン +26.5%
最高月 2024-05: +168.5% (\(156K→\)342K)
最悪月 2026-01: -7.4% (\(3,900K→\)3,612K)
月50%超の月数 6/25 (24%)
出金発生月 16/25 (64%)

CONSERVATIVEモデルの特性

MIDと比較して黒字月が少ない(64% vs 76%)が、最悪月のDDは-7.4% vs -12.7%で42%改善。 保守的約定が低品質トレードを暗黙フィルターし、利益は減るがテールリスクが大幅に縮小する。 2024年は全12ヶ月プラス(MID同様)。2025年後半の低調期後も2025-12に+30.5%で回復。


出金について

「出金なし」シナリオは現実的にありえないため、このページでは扱いません。

実際の出金は月次の機械的操作ではなく、ユーザーが生活費・税金相当(概ね30〜40%)を手動で引き出す形になります。 ドローダウンが大きい月は出金しないという判断が入ります。BTの monthly_withdrawal_rate=0.30 はあくまでシミュレーション上の仮定です。


約定モデル感度テスト($50K 確定値, 2026-03-08)

3モデルとも同一パラメータ($50K / det / seed=0 / 30%月次出金 / XW_CR25_M98)で実行した確定値。推定値・比率補正は一切使用していません。

モデル fill_ratio トータルウェルス リターン 勝率 トレード数 最悪月
CONSERVATIVE $5,555K +11,009% 68.0% 1,595 -7.4%
SPREAD 0.25 $10,613K +21,126% 71.5% 1,879 -8.1%
MID $12,051K +24,001% 75.0% 2,147 -12.7%

CONSERVATIVE比でMIDは+117%の上振れ余地。実運用はSPREAD〜MIDの間に着地する可能性が高い。


ドローダウン分析

CONSERVATIVE $50K の月次最大ドローダウン

月利 備考
2026-01 -7.4% 最悪月
2025-04 -4.8% 市場調整
2025-07 -3.8% 低調期
2025-09 -3.5%
2025-10 -3.0%

約定モデル別の最悪月DD

約定モデル 最悪月DD
MID -12.7% 2025-03
SPREAD (fr=0.25) -8.1% 2025-10
CONSERVATIVE -7.4% 2026-01

CONSERVATIVEは最悪月DDがMIDの58%(42%改善)。保守的約定は暗黙のトレードフィルターとして機能し、テールリスクを大幅に抑制する。



CR Sweep 構造分析(2026-03-09)

8段階のCredit Ratio(CR17.5〜CR35)をCONSERVATIVE $50K / det / seed=0 / 30%月次出金で網羅的にテストした結果:

CR Total Wealth Sharpe Worst Month Trades 判定
CR17.5 $51K (破産) 0.34 -103.2% 759 NG
CR20 $125K 0.84 -46.8% 835 NG
CR22.5 $320K 1.60 -25.4% 1,048 NG
CR25 (旧設定) $5,555K 2.49 -11.9% 1,595 OK
CR27.5 (現設定) $10,530K 2.66 -3.0% 1,745 ★最適
CR30 $11,789K 2.51 -14.4% 1,623 Peak wealth
CR32.5 $10,722K 2.90 -2.9% 1,366 Peak Sharpe
CR35 $7,791K 2.88 -3.6% 1,119 OK

CR27.5を選定した理由:

  • Sharpe 2.66(CR25比 +0.17改善)
  • 最悪月 -3.0%(CR全レンジで最小)
  • トレード数1,745(最多 = シグナル豊富)
  • 2024-08暴落月でも+57.7%のプラス(CR30は-14.4%)
  • Total Wealth $10.5M(CR25比ほぼ2倍)

CR22.5→CR25のクリフ

CR22.5 (\(320K) → CR25 (\)5,555K) で 17倍のジャンプが発生。 CR≈0.24が「トレードEVが正になる構造的閾値」であることを示唆。


VIXレジーム分析 & CR-based Position Sizing(2026-03-10)

Experiment 1: VIXレジーム別PnLアトリビューション

XW_CRSweep_CR27.5_M98 の1,745クローズトレードを、エントリー日のVIXで4つのボラティリティレジームに分類:

レジーム VIX範囲 Trades 勝率 Avg PnL Total PnL 全体比
Low Vol < 18 1,450 71.4% $5,960 +$8,642K 83%
Normal Vol 18–25 270 67.0% $7,590 +$2,049K 19%
High Vol 25–35 25 48.0% -$2,515 -$63K 唯一の損失
Crisis Vol ≥ 35 0 $0 緊急停止

AEGISの弱点はHigh Vol(持続的高ボラ)

Crisis spikes(VIX≥35)はエマージェンシーストップで遮断されるため無害。 本当の弱点はVIX 25-35帯が居座る環境。勝率48%、平均PnL -$2,515/trade。 ただし25/1,745トレード(1.4%)のため全体への絶対的影響は限定的。

ドローダウンのレジーム集中

レジーム Top10 DD日 Top5 DD週 マイナス月
High Vol 2 2 1
Normal Vol 7 1 3
Low Vol 1 2 2

最大DDの2024-08-06(-53%)はVIX 27.7(High Vol帯)で発生。

Experiment 2: CR連動ポジションサイジング

従来の「全トレード同じ枚数」を、CRの高さに応じて4段階に調整するS2 Tiered CRモデルをテスト:

実CR サイズ乗数 意味
0.24–0.27 0.75x プレミアム薄い → 縮小
0.27–0.30 1.00x 通常 → そのまま
0.30–0.325 1.25x プレミアム厚い → 拡大
>0.325 1.50x 非常に厚い → 最大拡大

エントリー/エグジットのロジックは一切変更なし。変わるのは枚数のみ。

BT比較結果(MID $32K, det seed=0, 30%月次出金)

シナリオ Total Wealth Sharpe MaxDD Worst Month
Baseline (等量) $19.6M 2.45 -60.2% -2.5%
S1: Linear CR excess $25.2M 2.33 -58.6% -1.6%
S2: Tiered CR ★採用 $25.0M 2.51 -51.0% -1.8%
S3: CR×Delta blend $23.5M 2.46 -54.5% -1.6%
S4: Downsize-only $19.6M 2.45 -60.2% -2.5%

S2 Tiered CRを標準採用(2026-03-10)

  • Sharpe: 2.51(+2.4%改善)— 全モデル中最高
  • MaxDD: -51.0%(Baselineから9.2pp改善
  • Wealth: +27.4%改善($19.6M → $25.0M)
  • Worst Month: -1.8%(Baseline -2.5%から改善)
  • 仕組み: CR高いトレード(Edge強)に多くの資本を配分、CR低いトレードは縮小

S4 Downsize-only がBaselineと同一な理由

XWのmin_credit_ratio=0.275のため、エントリーするトレードは全てCR≥0.275。 S4は「CR<0.27なら0.75x、それ以外1.0x」だが、0.27未満のトレードが存在しないため 全トレードが1.0xとなり、Baselineと完全同一の結果になる。


ペーパートレード (PT v3) 設定

起動方法

python scripts/run_paper_trading_v3.py --scenario XW

XVからの変更点(2箇所のみ)

パラメータ XV XW 変更意図
beat_min_credit_ratio 0.07 0.275 CR sweep構造分析で最適バランス確認(旧0.25→0.275)
beat_cr_sizing_mode none tiered S2 Tiered CR sizing(Sharpe+2.4%, MaxDD 9pp改善, Wealth+27%)
beat_max_dte 60 35 PT 実運用上限 (BT では 98 まで有効、DD 感度テスト参照)
max_allocation_pct 1.00 0.98 2%キャッシュバッファ

PT運用時のポイント

  • 部分約定(Partial Fill)を許容: 低流動性銘柄でも約定分だけ取る設定を推奨
  • 約定しない注文は無害: エントリーが起こらないだけで損失は発生しない
  • 検証済みBTベースライン: CONSERVATIVE seed=0 deterministic = +11,009% が現在の公式参照値
  • 上振れ余地: MID約定時は +24,001%(CONSERVATIVE比 +117%)

注意事項

再現性の確保

本ページの数値は 2026-03-08、seed=0 deterministic フラグ付きで実行した確定値です。 同じ結果を再現するには: --deterministic --seed 0 --execution-model conservative --initial-capital-usd 50000 --monthly-withdrawal-rate 0.30 オプションを使用してください。

期待値のコントロール

全ての数値はバックテストの到達値であり、実運用の約束値ではありません。 実運用ではスリッページ環境・流動性・タイミングが異なるため、BT結果の再現は保証されません。 CONSERVATIVEモデルは下限値であり、実運用はこれ以上悪くならない想定ですが、未知のリスク要因は常に存在します。


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