運用基盤整備計画¶

MUST項目

このページに記載された3つの機構は必須です。どれか1つでも停止している状態は許容されません。

概要¶

AEGISの運用基盤は以下の3つの必須機構で構成されます。

#	機構	優先度	目的
1	PT日次稼働	MUST	実際の収益獲得
2	ライブデータ蓄積	MUST	将来BT用データ確保
3	ヒストリカルBT	MUST	シナリオ検証・改善

1. PT日次稼働（MUST）¶

稼働条件¶

米国市場オープン中は必ず実行
監視機構が機能していること（ただしPT本体と競合しないこと）

シナリオ管理¶

フェーズ	シナリオ数	資金
現在	5シナリオ（I, F, H, B, D）	$65k
BT後	10シナリオ	$130k

IBKRデモ口座の制約

IBKRのデモ口座は1つしか持てないため、$250kの共有プールをAEGIS側で仮想管理します。各シナリオは$13kで運用し、IBKR側のガードレールには頼りません。

トレードログ要件¶

すべてのトレードは以下の情報を記録:

{
  "trade_id": "UUID v4",
  "scenario_id": "plan_I",
  "symbol": "AAPL",
  "strategy": "sunacchan_spear",
  "entry_date": "2025-12-02",
  "entry_conditions": {
    "iv_rank": 0.45,
    "gex_regime": "positive_gamma",
    "momentum": "bullish"
  },
  "exit_date": "2025-12-05",
  "exit_reason": "PROFIT_TAKE",
  "realized_pnl": 234.50,
  "commission": 2.60,
  "slippage": 5.20
}

BT連携¶

GitHub Pages更新をトリガーに、BT採用機構をPTに自動反映
設定ファイル: config/pt_scenarios.yaml

2. ライブデータ蓄積（MUST）¶

蓄積対象¶

データ種別	内容	ソース	頻度
オプションデータ	Greeks, OI, Bid/Ask	ThetaData	1分間隔
株価OHLCV	日足 + 1時間足	Polygon	日次/1時間
IV Rank	52週パーセンタイル	Barchart	日次2回
GEX	計算結果サマリー	自前計算	日次
Unusual Whales Flow	Sweep/Block, Premium	Unusual Whales	リアルタイム

保存形式¶

形式: Parquet（zstd圧縮）
パーティション: data/live_archive/{YYYY}/{MM}/{DD}/

監視¶

scripts/monitor_live_data.py で1時間間隔チェック
欠損検知時はSlack通知

3. ヒストリカルBT（欠損ゼロ必須）¶

目標¶

期間: 2019-2025年（6年間）
銘柄数: 198銘柄
欠損率: 0%必須（スキップ不可）

欠損銘柄スキップは禁止

欠損銘柄をスキップすると、トレード機会が失われ、BTの目的（シナリオ検証）が大幅に毀損されます。計算による穴埋めまで許容しますが、欠損のままBTを実行することは禁止です。

データソース優先順位¶

優先度	ソース	対象	備考
1	ThetaData	オプションデータ	8年分取得可能
2	Polygon	株価・オプション	4年分（2021年以降）
3	計算補完	Greeks	Black-Scholes
4	yFinance	株価のみ	最終手段（2019-2020年限定）

データ状況（2025-12-02時点）¶

年度	ThetaData	Polygon	Barchart IV	状態
2019-2020	部分的	契約外	OK	要補完
2021-2022	部分的	補完済	OK	要検証
2023	部分的	補完済	OK	完了
2024-2025	部分的	取得中	OK	取得中

検証スクリプト¶

# データ完全性検証
python scripts/verify_data_completeness_v3.py

# 欠損率0%確認後にBT開始
python scripts/run_backtest_full.py --start 2019-01-01 --end 2025-12-31

実装優先順位¶

今夜のPT稼働確認（最優先）
PT監視機構
トレードログ設計
ライブデータ蓄積
データ欠損補完 → 欠損率0%達成
ヒストリカルBT実施

スクリプト	役割
`run_paper_trading_v2.py`	複数シナリオ対応PT本体
`monitor_pt_health.py`	5分間隔ヘルスチェック